スタッフブログBlog
第65回建築士会全国大会(しずおか大会)行ってきました!
2023.12.08.
仕事繋がりでの顔見知りや元OB等、懐かしい顔ぶれで終始和気藹々とした雰囲気での研修でした。
2日目:グランシップ静岡にて「歴史と文化の継承~ローカルに生きる~」をスロ-ガンに、
下記の10項目に分かれ研修を行ないました。
①青年委員会セクション(地域実践活動発表会)
②女性委員会セクション(女性も青年も参加したい魅力ある建築士会とは)
③街中(空き家)まちづくりセクション
④福祉まちづくりセクション
⑤防災まちづくりセクション
⑥景観・歴史まちづくりセクション
⑦木のまちづくりセクション
⑧第17回木の建築賞
⑨環境部会セッション
⑩情報部会セッション
私は、事前予約していた④福祉まちづくりセクションへ参加、以下④の研修内容
1部:障害当事者参画の事例発表(発表者:地域リーダ-)
1.宮崎県:「宮崎国体施設の整備における障害当事者参画に向けて」
2.兵庫県:「施設計画時の障害当事者参画について」
3.京都府:「三十三間堂のバリアフリー調査報告」
4.三重県:「施設計画時の障害当事者参画について」
~船舶へ車椅子使用者の意見を取り入れた事例~
5.埼玉県:「福祉まちづくり部会」を代表して参加した活動について
6.秋田県:「福祉のまちづくりによる施設建設への当事者参画の事例」
2部:障害者差別解消法(令和3年6月改正)合理的配慮の提供義務化の解説 (講師:国土交通省住宅局建築指導課)
3部:障害当事者参画の課題と今後の展望について意見交換
最後にアンケ-ト記入があり、後日下記の通り内容公開がありました。
沖縄建築士会の移動手段は、貸し切りバスが主であり羽田空港より静岡入りし、名古屋国際空港より
帰路につきました。その際、東名高速インタ-チェンジや刈谷SAにて、最新トイレ(空きが自動でわかる
又10月より手洗い水が湯に変わる)や豪華なトイレ(ホテルのような雰囲気が漂う)がありましたので紹介します。
韮山反射炉(2015年世界遺産に登録)
日本平夢テラス(隈研吾)
久能山東照宮(国宝)
資生堂アートハウス(谷口吉生)
ねむの木こども美術館どんぐり(藤森照信)
秋野不矩美術館(藤森照信)
松韻亭(谷口吉生)
トヨタ産業技術記念館(今回の研修を通して仲良くなった女子会仲間と)
なりきり歌謡笑(ショー)
2023.11.27.
2023.11.26に日頃からお付き合いのある(株)設備技研様が開催する
チャリティコンサートを観てきました。
「なりきり歌謡笑」なんてベタなダジャレにクスッとしながら
結婚式の余興を観る感じで楽しもうと思っていたのですが・・・
SUNからGO!の楽しいトークと素敵なハーモニーから始まり
マツケンサンバ、工藤静香などなどポップス、演歌、ロックと
矢継ぎ早に繰り出される一人ひとりが1コーラスに全力を尽くす
笑いあり涙なしのノンストップ爆笑コンサートで完全に予想を
裏切られました!
日頃は物静かに黙々と仕事をする男性職員と、おしとやかな女性職員の
姿しか知らなかったのですが、この日は「何か」が弾け飛んだように
なりきって歌う姿に勝手ながら、いろんな距離が縮まったような気がしました。
なかでも社長自らデーモン智となったりガタイの良い美空ひばりだったりする
姿には涙しました・・・(注:笑いすぎて)
とにかく時間が経つのを忘れて笑い転げるコンサートでした。
他にも動画や写真がありますがあえて貼りません!
是非とも会場に足を運んでいただき「どこまで出来るのか本気の一発勝負!」
彼らの本気(マジ)の挑戦(チャレンジ)を肌で感じてみてはどうでしょうか!
※個人的にはリンゴ殺人事件で何もしなかった内田裕也がツボでした。
『冬』始まりました
2023.11.10.
ブログ更新、ご無沙汰しております(´゚д゚`)
みなさま、健やかにお過ごしのことと存じます。
旧暦(※)では9月ということもあり昼間はまだまだ暑いですが、
朝晩涼しさを感じてきた沖縄。
暦の上では11月8日に立冬を迎え『冬』が始まりました♪
(※沖縄の年中行事や地域に伝わる祭祀のほとんどは、現在でも旧暦に沿って行われています。)
日が暮れるのは早くなりましたね^^
十五夜も過ぎ・・・
(注:正真正銘の満月です)
沖縄全島エイサーまつりも盛り上がりました♪♪
(注:上手く表現できていませんが、とても綺麗な打ち上げ花火でした^^;)
今年も後半に差しかかっていますが、
みんなで力を合わせて楽しい年末に向けて頑張っていきます!
かりゆし水族館
2023.09.22.
豊崎の「かりゆし水族館」へ行ってきました。
気持ちよく大空を羽ばたくように泳ぐペンギン。
センターの立ち位置が少しずれていますが
アイドルグループ顔負けのフォーメーションで
ステージを魅せるペンギン。
ゆらゆらと気持ちよさげなクラゲ
寝てるなーと思い写真を撮ったら、パチッと
目を開け「いや、寝てないっすよ」
と言いたげなフクロウ
全力で食事をするアリクイ
全力でなまけるナマケモノ
そして夜の海を再現したホログラム
アニメーションで月が出たり隠れたり
嵐が来たり灯台の光が届いたりと
見てて飽きません。
写真以外にも様々な海の生き物、空の生き物
陸の生き物が迎えてくれます。
美ら海水族館とは違う楽しさがありました。
いよいよFIBAワールドカップ!
2023.08.25.
旧盆を控えた中、
いよいよ始まりますFIBAワールドカップ!
我が家の子どもたちも楽しみにしてます♪
沖縄市高原団地第1期の進捗は、
現在9階躯体まであがっています。
猛暑の中、
熱中症や安全に気を付け
作業して頂き
職人さんに感謝です!
現場に来る2軒のお弁当屋さん↓
1個¥350~450(そば付)安っ!
関係する皆さんの力と共に
一致団結で完成を目指します!
BIM革命!
2023.08.23.
BIMってどれくらいで覚えるの?
設計をしていたら誰もが一度は聞いた事があるBIM問題!
私も2Dと3DのCADの違いから、パースでの窓の反射だったり日々試行錯誤しながら使っています。
(こんな感じで作成してます)
今回はそんな悩みを解決すべく又、より良い建物をお客様に提供できるように
弊社のスッタフと富士フィルム主催のBIMセミナーに参加してきました。
セミナーを通して感じた事は、建築業のどんどん加速していく技術の進歩と人材不足の中
働き方も見直していかなければならない中で、より高いクオリティーで不整合なく
設計をしていくには、BIMの導入で図面の連動をうまく活用してコンピューターが
できる事、人間にしかできない事を明確にすること。そして、それができるように
なるために会社全体で学び合い、難しいBIMの操作にも臆せず取組み、お客様のためにという思いで
諦めずにコツコツ続けていくことが重要だと感じました。
建設業界に関わらず皆さんも挑戦することに恐れず私たちと共に頑張りましょう♫♫
コツコツは勝つコツです!!
中城北中城消防本部新庁舎建設安全祈願祭
2023.08.15.
去る7月26日に、中城北中城消防本部新庁舎建設の安全祈願祭が執り行われました。
長年、消防隊員の訓練に使われた既設の訓練塔は解体も済んで、いよいよ本体工事が本格的に始まります。
中城北中城消防本部は、中城城跡の近隣にあり風光明媚な北中城村の大城(おおぐすく)という地域にある為、新築庁舎は周辺の景観にも溶け込むような、中城城跡石垣のイメージを取り入れた建物となります。
(写真は中城村HPより抜粋)
また、既存庁舎が完成した40年前と比較すると、両村とも教育施設や商業施設の周辺に高層の建築物が増え、消防訓練もより一層高度な訓練を要するようになったと伺いました。
そういった訓練も行えるよう、訓練塔は高層階の訓練を想定した「主訓練塔」と、低層階の訓練を想定した「補助訓練塔」を建設し、両村の住民が安心して暮らせる為の施設を整備していきます。(訓練塔は二期工事で整備予定)
進捗に合わせて、このブログでも報告出来たらと思います。
沖縄市建築士事務所会視察研修②
2023.07.27.
こんにちは
少し時間が空いてしまいましたが、5月25日~5月27日に行われた沖縄市建築士事務所会の視察研修二日目を書いていきたいと思います。宜しくお願いします。
二日目最初の物件は神戸市中央区にある『竹中大工道具館』です。竹中工務店が、日本の大工技術を後世に伝えていくことを目的に建設した大工道具の博物館です。旧館は1984年に開館し2014年に現在のJR新神戸駅近くの竹中工務店本社跡地に新設・移転されています。
建物周辺は移転前からあった植栽を可能な限り残し自然豊かな緑に囲まれた敷地となっており、外壁には漆喰、屋根は瓦、各所に木材も使用し、自然に囲まれた周辺環境と調和する外観となっていました。
建物の構造は鉄骨造・鉄筋コンクリート造となっており、階数は地上1階・地下2階、地上からの高さを抑える事で周辺環境に馴染む工夫がされていました。
正面入り口はガラス張りになっており明るいロビーに内装は床から天井まで木材を多く使用され温かみのある空間となっていました。
建物内部には地階まで吹き抜けとなった中庭が設けられ、光を取り入れながら周囲の緑も眺める事が出来る開放的な空間作りがされていました。
大工道具の展示コーナーは7つのコーナーに分けられそれぞれ大工道具の歴史や棟梁の技と心、和の伝統美、木材の個性とそれを活かす匠の技術等、大工道具に係る様々な技術や知識、歴史が紹介され至る所で興味を惹かれる展示となっていました。
展示方法は実物の大工道具が多数展示されている他、映像での紹介や音声ガイドシステムに実際に触れる事の出来るハンズオン展示などもあり、見るだけでなく「五感に響く」展示が充実していました。
展示品の大工道具以外にも建物自体に使われている現代の技術から職人の技まで勉強になる研修となりました。
次に向かった物件は、兵庫県淡路市にある『禅坊 靖寧(ぜんぼう せいねい)』です。
設計者は坂茂氏、パナソグループのawajishima resortが淡路島で宿泊施設併設の座禅などを体験できるサービス施設として2022年の春にオープンした施設です。
全長約100mのウッドデッキ状の外観で1階は木造、2階は主架構を鉄骨丸柱とした木軸と鉄骨のハイブリッド構造となっており、建物南半分は宙に浮き橋脚で支えられた形となっていました。
1階は客室や食堂、サロンなどがあり中央通路の天井部分には坂氏の代名詞「紙管」が使用されていました。2階の展望デッキでは禅の思想を取り入れたヨガや瞑想などの体験を行うことができます。
2階の屋根は垂木と一体のトラスに繋がれた鉄骨の列柱に支えられた構造で、デッキ外周全体が掃き出しの窓となっており全開放できるとても開放的な空間となっていました。
私たちも開放感のある展望デッキでヨガや瞑想などの体験をさせていただきました。
座禅を組んでいる間の目線は一面の緑が広がり心地いいやさしい風に癒される時を過ごせました。
時間の都合上実際のプランよりもショートバージョンの体験でしたが終った後には皆スッキリとした表情となっていました。
次の物件は2件目と同じく淡路島にあるパナソグループ系列運営のレストランで坂茂氏設計2021年10月オープンの『陽・燦燦(はる・さんさん)』です。
レストラン周辺には畑がありそこで育てた野菜などを使用した料理を提供していました。
レストランの屋根は、茅葺屋根となっており「淡河かやぶき屋根保存会 くさかんむり」の茅葺職人 相良育弥氏が手掛け『気密工法』で施工れています。
内部構造は紙管構造と木造によるハイブリット構造で、紙管の迫力と構造の美しさに圧倒されます。
伝統の茅葺技術と全体が木と紙管に囲まれた店内で体にやさしい食事を頂くことができる幸せな空間でした。
新鮮で健康的な料理はとても美味しかったです。
逆光でほぼ見えませんが演奏家の方が店内で生演奏してくれていました。
次の物件は神戸市中央区にある安藤忠雄氏設計の『兵庫県立美術館』です。
2002年に開館した地下1階、地上4階の鉄骨鉄筋コンクリート造の建物です。
美術館入口は両サイドを展示棟で挟まれた通路を通りエントランスへ向かいます。
通路の上部には展示棟間を行き来できる橋の様な通路があり迷路の様な不思議な空間が広がっていました。
エントランスは吹き向けの大空間となっており、間接照明や高窓など様々な光の演出で彩られ待ち時間も飽きを感じさせない空間演出となっていました。
コンクリート打ちっ放しの壁の雰囲気も光の演出と相まって豊かな表情を見せ素晴らしい計画だと感じました。
上階へ上る階段があるエレベーターホールも最上階まで吹き抜けとなった広い空間となっており上部にはホール全体を照らせる大きなトップライトが設置されていました。
展示室内ではトップライトのある部屋と自然光を入れない部屋があり展示品に合わせた演出方法で美術品の魅力をさらに輝かせる使い分けをしていました。
内部の展示品を見終わったあとは外周を探索し正面玄関から裏側にある大ひさしを見に行きました。
海沿い一面に広がる大階段を上ったさきに展示棟から大きくせり出した一際目を引く大ひさし。
目にした誰もが驚くダイナミックさです。
展示棟の間には円形テラスがあり屋外スペースや展示棟・ギャラリー棟などを繋ぐ「美術館のシンボル」とありました。円形内部のきれいな写真が無く申し訳ないです。
以上、二日目の研修模様でした。お疲れ様です。ありがとうございました。
二日目は盛りだくさんで歩き疲れもありましたが素晴らしい建築物との出会いで疲れも(半分くらい)吹き飛ぶ良い研修となりました。
次がラスト最終日、良ければ次回も読んでいただけると幸いです。それではまた!
離島での公共住宅(設計及び監理)
2023.06.16.
沖縄市建築士事務所会視察研修
2023.06.02.
今回は5月25日から27日までの三日間、沖縄市建築士事務所会主催の建築物施設研修に参加させて頂いたので、その時撮った写真など交えながら研修先のご紹介をしたいと思います。
今回の目的地は関西!大阪と兵庫の建築物を中心に巡ってきました。
先ず一日目、関西空港到着後すぐに向かったのが安藤忠雄先生設計の『こども本の森 中之島』
2020年7月に開館、12のテーマで本のジャンル分けを行い、様々なアイディアを施設内に詰め込んだ、こどもたちに創造力や好奇心を育んでほしいという想いでつくられた文化施設です。
予約入れ替わり制により感染予防対策も行われ係員さんに施設の説明も聞きながら見学してきました。
外観は大きなアーチ状で美しい曲線のコンクリート打ち放し、外観からは無骨なイメージを受けましたが、内部は壁面いっぱいに木製の本棚が敷き詰められ温かみのある空間にテーマごとの本が陳列され落ち着く雰囲気の中にワクワクがちりばめられていました。高い位置の本はどんな本なのかわかるように表紙が正面になる様陳列され、その本の低い位置(子供の手が届く範囲)に背表紙が並んだ一般的な本棚の収納がされており上部にある本と同じタイトルの本が並べられています。遠くからでも上部に気になった本を見つけた時に、本棚に近づいて下の方からお目当ての本を見つけられる仕組みになっており、テーマの分け方も含め考えぬかれたレイアウトだと感じました。
正面玄関と北側壁面には、2階と3階の建具が一体となっている大きな開口があり、内部の棚の隙間にもスリット状の開口が各所に設けられ、施設全体がとても明るく気持ちのいい空間となっていました。
施設の中心部分は1階から3階までが吹抜けになっており、そこにある大階段では自由に座って本を読んだり、読み聞かせ等のイベントも開催していて、自由でのびのびと、子供たちに好きな時に好きな本を好きな場所で読めるという空間づくりをしているという事で、まさに子供たちの創造力や好奇心を育むための工夫がされた空間となっていました。
1階にはコンクリート打ち放しの円筒上の空間があり、そこではプロジェクションマッピングによる絵本の上映がおこなわれ、他の部屋とは一変して落ち着きのある隠れ家的な部屋となったおり、幻想的且つ子供心をくすぐる空間となっていました。
全体的な建物のバランスから子供達の好奇心をくすぐる内部の演出まで、素晴らしい建築物に大人でもワクワクを抑えきれない施設となっていました。
正面入り口の向かいの壁には、当施設の周辺を切り抜いた模型が飾ってあり施設の全体像が分かるようになっていました。
次に向かった物件は、竹中工務店により設計・施工され2013年に竣工した『大阪木材仲買会館』
旧会館からの建て替えで計画され「木の殿堂として社会へアピールできる建築」を目的とし計画された大阪木材仲買協同組合のオフィス物件になります。
1階部分の構造や隣地との壁面部分は災害や火災を考えRC造としていますが、大半の部分では「木の殿堂」というだけあり木材がふんだんに使用された建物となっていました。
主要構造部も木造集成材の中にモルタルを入れた1時間耐火性能のある「燃エンウッド」が採用されています。1階入り口正面の吹き抜け部分には木格子で出来た耐震壁が設置されており、耐震性能を持ちながら意匠的にも優れた見栄えのするデザインとなっていました。入口左手側には「燃エンウッド」の実物と燃焼後の状態の燃エンウッドや木造建築で使われる様々な木部材が展示されていていました。
外観前面は一面アールのかかった曲線となっていて、外部からの2階3階の軒に見える木材の流れや壁面の木壁と建具のバランスはいつまで見ていても飽きない美しさでした。
建具のガラス部分には目隠し&日除け対策として木の断面を薄く透いたものが挟まれていて日光が当たると室内に木目の柔らかい日差しが入る仕様となっていました。
随所に散りばめられた竹中工務店の技術と木素材へのこだわりが感じられ、素材の使い方やデザイン性に加え技術的な面でも勉強となる視察となりました。
以上の2物件で視察研修一日目は終了になります。お疲れ様です。
二日目以降の研修内容も更新していきますので、良ければ今後の更新も読んでいただけると嬉しいです。写真を見るだけでも楽しいかと思います。
それでは次の更新までさようなら~